2018年1月21日日曜日

出張編集部行ってきました①


1/14のインテックス大阪で初めて出張編集部に持ち込みしてきました。
以下が覚え書きです。




【きっかけ】
去年の8月のインテで別ジャンルの友人と待ち合わせしたとき、TwitterのDMでやり取りしていると「実は今、出張編集部に持ち込みしているので待ち合わせ場所はそこでもいいか」というメッセージが。
「出張編集部なんてものが!!??」とすごくびっくりしたのがきっかけです。

おそるおそる友人に指定された場所に行ってみるとホール内の壁際に確かに出版社のブースがいくつも並んでいて、すごく大勢というほどではないけど確かにそれなりの人数のサークル主さんたちが椅子に座って順番待ちしていたり、編集さんと対面してアドバイスを受けたりしていました。
そのブースのひとつに編集さんと向かい合って座り、アドバイスに熱心に頷く友人の姿がありました。 前々から漫画に熱心なひとだとは思っていたけど!!と衝撃を受けました。

ちなみにあとから「編集さんになんて言われました?」と聞いてみたら、「モノローグの位置とか、絵をもっと頑張ろうとか」と、あれこれアドバイスを受けたことを教えてくれたのでした。

で。
これはめちゃくちゃ気になるわと思いまして。

来年1月のインテックスでは、是非とも自分も持ち込みしてやろうと画策していたのでした。
ここまでが8月の話です。


【漫画の制作】
とりあえず持ち込みするにも作品がないといけないので新刊づくりです。
これはまあ、元々ジャンルのイベントに出るためにインテ行くわけなので当たり前なんですけど。

ただ今回はもう出張編集部に持ち込みすることを前提に考えていて、
①原作を読んでなくても話がわかる
②一冊完結
③何かが救われるような話(私が好きなので)
この3つを守った作品にしようと思ってました。

で、キメツ学園の村田さんの転生ものの話にしようかなと割と真剣に思っていたのですが。
私が例によって全然計画性がなく、あと転生ものを描くには自分は実力も考えも足りないな、と思いプロットをボツにしたりしているうちに
結局はTwitterでネタとして呟いたカナエさんの話を描くことになりました。
やりたい表紙デザインがあったので。この話を描きたいというよりはこれを本で出したいみたいな感じでした。

しかし描いてるうちに、これもまた途中で時間が全然足りないことに気づいてしまい(どんだけ無計画なんだよ)前後編の前編になったりして。

結局
①原作を読んでなくても話がわかる →果たしてそうだろうか?
②一冊完結 →前編になってしまった
③何かが救われるような話 →むしろこれから喪われていく
という当初の計画をまったく満たしてない漫画ができてしまいました。
生きててすまねえ…

あと今回は「○○さん(私がいちばん尊敬している作家さん)のような画面にする」を目標にして描いたのでトーンとか白黒の処理とかも前作とは変えたつもりです。
トーンを減らす減らすと言いつつも決めゴマにはやっぱり貼ってしまうので、そうすると貼ってない他のコマがただの手抜きに見えるんじゃないかと思ってめちゃくちゃハラハラしました。

【脱稿後】
相変わらず締切ギリギリになる癖があるので印刷所さんのいちばん締切が遅いセットで入稿しました。単行本風の帯もつくったりして遊んだり。

で、そのようにして作品も用意できたので、あとは当日に持ち込みするだけになったんですが。

なんか急に不安になって。
自分がこれから出張編集部に挑戦する、ということをせめて誰かに知っててほしかった気持ちもあるのかもしれませんが。
唐突にだれか仲間を誘いたくなったのです。

同ジャンルのなかで、一人心当たりがいまして。Aさんという人ですが。
Aさんは私とは違うCPの人で、人望が厚くてフォロワーも多いし、なによりCPへの愛がすごくて作品数もすごいしその人の活動してるCPの中ではその人がほぼほぼ顔役、みたいななんか凄い人なんですけど去年から縁あって割と仲良くしてもらってる人で。
そのAさんが原作愛だけでなく、なんというか絵や漫画の技術面についても探究心がある方だということを日頃のツイートからちょいちょい感じ取っていたので。

DMで誘ってみました。 
凄いびっくりしてました。
いきなりそんなん誘われたらびっくりするよな。

責任感が強いというか何かと真面目なひとなので、自分の作品なんて(という謙遜)持ち込んでいいのかとかちょっと悩んでたみたいですが、意外とアッサリ「行きます」と返事が。
この人すげーな!!とおもいました。

【当日の計画】
そこからは私よりもAさんのほうが全然しっかりしてたので、何時に行く?とかどこの編集部にする?とかAさん主導でどんどん話が進んで行き。
設営時間に整理券を取りに行って、お昼過ぎから3社回ろう。という計画が立ったのでした。
持ち込みするのはM社、SC社、SD社の編集部に。

また、持ち込みの所要時間がどんなに短くても1時間〜1時間半と見て、スペースを抜けるのは一般参加客の流れが落ち着いてくる13時以降を予定。
私もAさんも売り子のいない一人サークルだったので、こんなに長時間スペースを空けるのはわりと勇気の要る計画でした。

当日の待ち合わせは9時にサークルスペースで。

【設営〜整理券もらう〜開場まで】
前日夜のバスで東京を出てインテックス大阪へ。
電車間違えたりしつつサークル入場の開始時間には間に合いました。
6Cホールにある自分のスペースに着いたのが9時ちょっと前で、とりあえず急いで設営してました。Aさんとも合流して、一足先に私のほうが設営終わったので編集部の場所だけでも確認しようと6Bホールへ。

編集部はまだ準備中で(持ち込みの開始時間は一般入場と同じ10:30だった)整理券だけ配布してる感じでした。
整理券の番号はどの編集部もまだ02とか03くらいで私たちのように朝から急いで取りに来る人はそんなに居なかったっぽいです。
整理券と一緒に持ち込みの人たちへの配布冊子も貰ったけど、私もAさんも初めての持ち込みでビクビクしてたので人に見られないよう、隠すようにスペースまで持って帰りました。

緊張してるのは二人とも同じでしたが私はなんだかんだ開き直ってしまうのに比べてAさんは「胃が…」とか「体調が…」とかしきりに言っていたので、繊細な人をいきなり誘ってしまってすまねぇと思いました。こちらの突発的な提案に最後まで付き合ってくれて本当に有り難かったです。


※整理券…受付で説明を受けながら必要事項を記入。
既に列ができているところに後から来ても、基本的には整理券の番号が早い人を優先してくれるということでした。
でもスタッフが整理してくれる訳ではなく本人たちの交渉になるのと、番号が絶対じゃなくて譲り合い精神もお願いしますということもあらかじめ。
実際の場面では半分くらい効力を発揮してくれた気がします 次回も設営前に取りに行こう


長くなってしまった。
ここから先は記事を分けます。続きはこちら。

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